2014/12/17

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

墺フォルクスバンケン、ルーマニア事業売却

この記事の要約

オーストリア最大の協同組合銀行フォルクスバンケン(OVAG)は10日、ルーマニア子会社の株式持分を共同出資者である仏BPCA、独GZ銀行、独WGZ銀行とともに現地銀行トランシルバニアバンクに売却すると発表した。競争当局の […]

オーストリア最大の協同組合銀行フォルクスバンケン(OVAG)は10日、ルーマニア子会社の株式持分を共同出資者である仏BPCA、独GZ銀行、独WGZ銀行とともに現地銀行トランシルバニアバンクに売却すると発表した。競争当局の承認を経て、2015年半ばまでに売却を完了させる計画だ。売却価格は明らかにしていない。

OVAGは子会社フォルクスバンク・ルーマニアの出資シェア51%を保有する。12年に中東欧事業会社フォルクスバンク・インターナショナルを露ズベルバンクに売却した際に、ルーマニア事業は除外されていた。今回の売却は事業再建に大きく貢献するとしている。

ルーマニア子会社は営業所135を展開し、顧客約19万人を擁する。資産総額は31億ユーロ。共同出資者の出資比率はBPCA24.5%、DZ銀行16.36%、WGZ銀行8.14%。