2014/12/17

ロシア

トルコのフォード・オトサン、商用車をロシアで現地生産

この記事の要約

米自動車大手フォードのトルコ合弁子会社フォード・オトサンは9日、ロシア自動車メーカーのアフトトルと生産提携で合意した。トラックなどの商用車をロシアのカリーニングラードにあるアフトトルの工場で生産する。今年12月から試験生 […]

米自動車大手フォードのトルコ合弁子会社フォード・オトサンは9日、ロシア自動車メーカーのアフトトルと生産提携で合意した。トラックなどの商用車をロシアのカリーニングラードにあるアフトトルの工場で生産する。今年12月から試験生産に入り、15年2月から商業生産を開始する予定だ。

フォード・オトサンのイェニギュン最高経営責任者(CEO)は、ロシアでの現地生産について、同国で大型商用車に課される10%の輸入関税の回避が主眼と説明。また、それによってロシアと関税同盟を結ぶカザフスタンとベラルーシの市場に参入できることや、車両調達をロシア製に限定するガスプロムなど大手国有企業への販売も可能になるとしている。同社はロシアでの販売台数を2020年までに年間7,000台まで拡大することを目指している。

フォード・オトサンは米フォードとトルコのコチ財閥の合弁企業。トルコに4つの工場を持ち、79カ国に製品を輸出している。