2015/1/7

ポーランド

ポーランドPKO銀行、海外支店設立へ

この記事の要約

ポーランドの銀行最大手PKOバンクは先ごろ、同行初となる海外支店を開設する計画を明らかにした。ヤギェロ頭取が英フィナンシャル・タイムズに明らかにしたところによると、15年末までにドイツのフランクフルトに支店を開設し、ドイ […]

ポーランドの銀行最大手PKOバンクは先ごろ、同行初となる海外支店を開設する計画を明らかにした。ヤギェロ頭取が英フィナンシャル・タイムズに明らかにしたところによると、15年末までにドイツのフランクフルトに支店を開設し、ドイツ国内で事業展開する18万社余りのポーランド系事業者をサポートする。また同頭取は今後2年以内にフランス、英国、チェコにも進出する方針を示した。

PKOバンクは13年6月にはスウェーデンのノルデアバンクのポーランド事業を買収、14年2月にはポーランドのバスメーカー、ソラリスを支援する目的でスウェーデンにリース子会社を設立するなど海外展開を図っている。

PKOバンクは株式の51%を政府が所有する政府系企業。ポーランド政府は国内大手企業の海外事業拡大を積極的に支援しており、これまでに石油関連事業のPKNオルレン、鉱業のKGHM、化学関連事業のアゾティグループなどが海外企業の買収や投資に乗り出している。