2015/1/7

ポーランド

ポーランド政府、IMFに新規FLCを申請

この記事の要約

国際通貨基金(IMF)は12月19日、ポーランド政府が現行の弾力的信用枠(FLC)が1月末に満了するのに伴い、新たなFLCの申請を計画していることを明らかにした。欧州や新興市場の景気減速やウクライナ紛争など外的な経済環境 […]

国際通貨基金(IMF)は12月19日、ポーランド政府が現行の弾力的信用枠(FLC)が1月末に満了するのに伴い、新たなFLCの申請を計画していることを明らかにした。欧州や新興市場の景気減速やウクライナ紛争など外的な経済環境が悪化しており、自国経済へのリスクが高まったことが理由だ。IMFは1月14日の理事会で供与の可否を決定する。

現行のFLCの与信枠は220億SDR(約319億米ドル)で、利用期間は2年間。経済回復が順調で資金需要は縮小しているため、新たな与信枠は現行より小さくなる見通しだ。シュチュレク財務相は昨年10月、新規FLCを申請する場合、4分の1から3分の1程度減額する可能性があると語っていた。