2015/1/7

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

東洋鋼鈑、トルコ合弁工場が着工

この記事の要約

トルコの製鋼会社トスヤル・ホールディングと東洋鋼鈑の合弁工場が3日、トルコ南部のオスマニエで着工した。投資規模は5億米ドル超で、来年秋に生産を開始する見通しだ。トルコは高付加価値の平鋼製品の国産化で貿易赤字の圧縮を狙う。 […]

トルコの製鋼会社トスヤル・ホールディングと東洋鋼鈑の合弁工場が3日、トルコ南部のオスマニエで着工した。投資規模は5億米ドル超で、来年秋に生産を開始する見通しだ。トルコは高付加価値の平鋼製品の国産化で貿易赤字の圧縮を狙う。一方の東洋鋼鈑はトルコを足がかりに事業のグローバル展開を図る。

合弁会社トスヤル・トーヨーへの出資比率はトスヤルが51%、東洋鋼鈑が49%。工場稼動後は、電子・電気業界のほか、建設、機械・器具業界に製品を供給する。年間3億ドルの輸出収入を見込む。オスマニエ工業団地にある工場敷地は25万平方メートルの面積がある。雇用創出規模は4,000人となる見通し。(東欧経済ニュース2014年3月5日号「東洋鋼鈑、トルコに合弁工場を建設」を参照)