2015/1/21

ハンガリー

ハンガリーインフレ率、過去最低のマイナス0.9%に

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2014年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.9%となり、過去最大の下げ幅を記録した。CPIの低下は4カ月連続。7つのカテゴリーのうち5つで下落、全体が […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が14日発表した2014年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比でマイナス0.9%となり、過去最大の下げ幅を記録した。CPIの低下は4カ月連続。7つのカテゴリーのうち5つで下落、全体が強く押し下げられた。

下落率が大きかったのは電気・ガス・その他の燃料(5.4%)と、車両用燃料などの製品(4.1%)だった。これに食品(0.6%)、衣料品・靴(0.2%)が続いた。一方、アルコール飲料・たばこ製品は先月を1.6ポイント下回る1.2%の上昇にとどまった。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率は0.8%だった。

2014年通期のCPI上昇率は前年同期比でマイナス0.2%。ハンガリー国立銀行(MNB)は今年のインフレ率は2.5%に上昇すると予想する一方、政策金利を7月以降、過去最低の2.1%に据え置いている。