2015/1/21

ロシア

アフトワズ、ラーダを値上げ

この記事の要約

ロシア自動車製造最大手のアフトワズは13日、「ラーダ」ブランドの乗用車を1月15日に値上げすると発表した。工場渡し価格を平均で9%引き上げる。ロシア経済の回復を期待し2014年下半期は値上げを見送っていたが、状況が改善し […]

ロシア自動車製造最大手のアフトワズは13日、「ラーダ」ブランドの乗用車を1月15日に値上げすると発表した。工場渡し価格を平均で9%引き上げる。ロシア経済の回復を期待し2014年下半期は値上げを見送っていたが、状況が改善しないことから値上げに踏み切ったと説明している。

対ユーロの為替変動により、部品調達のコスト負担が上昇したことが値上げの主因の一つとしている。ただ、ラーダ車では平均81%の部品を現地調達しており、今後さらにルーブル建ての部品調達を強化する方針を示している。

人気モデル「グランタ」では値上げ幅を5.4%と最も低く抑えた。アフトワズは直近では2014年3月に値上げを実施、ラーダモデルの販売価格を平均2.8%引き上げている。