2015/2/4

ロシア

カールスバーグ、ロシア工場2カ所を閉鎖

この記事の要約

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)は1月29日、ロシアで展開する10工場のうち2カ所を閉鎖すると発表した。経済の減速やアルコール規制の強化による市場の縮小に対応した措置で、4月30日付で生産を打ち切る。 南東部 […]

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)は1月29日、ロシアで展開する10工場のうち2カ所を閉鎖すると発表した。経済の減速やアルコール規制の強化による市場の縮小に対応した措置で、4月30日付で生産を打ち切る。

南東部のチェリャビンスクとシベリア中部のクラスノヤルスクにある2工場を閉鎖する。閉鎖により同国での生産能力を15%縮小、従業員500~600人を整理する。

カールスバーグはロシア市場最大のビールメーカーで、「バルチカ」ブランドは同市場1位のシェアを持つ。同国のビール市場は2008年から14年までに30%以上縮小しており、過去4年間にアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABI)やハイネケンなどが合わせて7工場を閉鎖した。