チェコ機械大手シュコダの車両製造事業、シュコダ・トランスポーテーションは3日、独ニュルンベルグ近郊線向けの電車38編成を受注したと発表した。取引総額は100億コルナ(3億8,000万ユーロ)を超える。2013年のドイツ鉄道との契約に続くドイツからの大型受注で、西欧市場での拡販の足がかりとなりそうだ。
発注したのは第2種鉄道事業者である英ナショナル・エクスプレスだ。このほど、バイエルン州の公営旅客鉄道会社であるバイエルン鉄道(BEG)から、2018~30年のニュルンベルグ近郊線の運行免許を取得した。
シュコダ・トランスポーテーションでは、「西欧市場を視野に、国際大手に太刀打ちできるよう開発に取り組んできた。その努力が結実した形だ」とコメント。近く公示される独ノルトライン・ヴェストファーレン州での入札にも意欲を示している。(1CZK=4.86JPY)