南東欧地域の天然ガス安定供給を目的として10日、欧州連合(EU)および南東欧諸国の代表がソフィアでハイレベル・グループを結成した。輸送網の接続、調達先の多様化などを内容としている。
ロシア以外からの調達では、◇カスピ海地域産の天然ガスを欧州へ運ぶ「南回廊」の整備および欧州ガス網との統合◇黒海ガス田開発◇液化天然ガスターミナルの拡張――が課題となる。
会合には、EUのミゲル・アリアス・カニェテ委員(気候行動・エネルギー担当)などEU代表のほか、オーストリア、ブルガリア、クロアチア、ギリシャ、ハンガリー、イタリア、ルーマニア、スロベニア、スロバキアからも政府担当者が出席した。