2015/2/18

ロシア

露ネット検索市場、米グーグルの人気上昇

この記事の要約

ロシアでインターネット検索最大手の米グーグルの人気が上昇し、地元最大手のヤンデックスの地位を脅かしている。米投資銀行モルガン・スタンレーが2012~14年に行ったネット検索サービスの利用実態に関するアンケート調査によると […]

ロシアでインターネット検索最大手の米グーグルの人気が上昇し、地元最大手のヤンデックスの地位を脅かしている。米投資銀行モルガン・スタンレーが2012~14年に行ったネット検索サービスの利用実態に関するアンケート調査によると、グーグルを頻繁に利用するとの回答が全体の51%を占め、ヤンデックスの41%を大きく上回った。現地英字紙『モスコウ・タイムズ』が10日報じた。

グーグルの人気上昇の背景には、同社が開発したスマートフォン用OS『アンドロイド』が、ロシアで普及しているスマートフォンの70%以上に採用されていることも影響していると見られる。デスクトップ・コンピュータの利用者にもグーグルの人気は高く、全体の83%が好んで利用し、ヤンデックスの73%を上回った(複数回答)。

ただ、地元インターネット市場統計会社liveinternet.ruによると、1月末時点のネット検索総件数の58.9%をヤンデックスが占め、ロシア語圏のネット検索最大手の地位を保持している。一方、グーグルのシェアは32.8%にとどまる。

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