2015/2/18

ロシア

露スマホメーカー、中国に進出

この記事の要約

ロシアのスマートフォンメーカー、ヨタデバイシズは、中国の通信機メーカー、中国普天信息産業(ポテヴィオ)を通して中国に市場参入する。ロイター通信が11日、マルティノフ社長の談話として報じたところによると、3月末までに同社の […]

ロシアのスマートフォンメーカー、ヨタデバイシズは、中国の通信機メーカー、中国普天信息産業(ポテヴィオ)を通して中国に市場参入する。ロイター通信が11日、マルティノフ社長の談話として報じたところによると、3月末までに同社の最新モデル『YotaPhone2』の販売を開始する。

YotaPhoneの特徴は、表面に一般的な液晶ディスプレー、裏面に電子ペーパーを搭載した2面スクリーンだ。電子ペーパーは電力を消費せずに同じ画像を常時表示できるため、メールやSNSの新着情報やニュースの確認、電子書籍を読むなどに利用することでバッテリーの消費を節約できるという長所がある。

ヨタは2013年にYotaPhoneの発売を開始。欧州など約20カ国で販売しているが、昨年末までの15カ月間の出荷台数は10万9,000台にとどまったもようだ。ポテヴィオは昨年、中国でスマートフォンを3,600万台販売した業界大手で、その販売力への期待は大きい。ただ、低価格帯の国内ブランドが9割を占める市場への参入は非常に厳しいことが予想される。