2015/2/25

総合・マクロ

モルドバ議会、新首相選出

この記事の要約

モルドバ議会は18日、欧州統合路線を掲げる自由民主党が推薦した実業家キリル・ガブリッチ氏を賛成多数で新首相に承認、内閣が発足した。自由民主党は、レアンカ前首相率いる内閣が12日の信任投票で敗れたことを受け、ガブリッチ氏を […]

モルドバ議会は18日、欧州統合路線を掲げる自由民主党が推薦した実業家キリル・ガブリッチ氏を賛成多数で新首相に承認、内閣が発足した。自由民主党は、レアンカ前首相率いる内閣が12日の信任投票で敗れたことを受け、ガブリッチ氏を新首相に推していた。

ガブリッチ氏は38才。モルドバの移動通信大手モルドセルとそのアゼルバイジャン子会社であるアゼルセルでそれぞれ最高経営責任者(CEO)を務めた後、現在は自動車販売やアグリビジネスなどの分野で3つの企業を経営している。政治経験には乏しいものの、低迷が続くモルドバ経済の活性化に向け、実業界での経験を活かして外国からの投資の誘致などで手腕を発揮することが期待されている。

ガブリッチ氏は議会での投票に先立ち、欧州統合と欧州連合(EU)との合意を遵守することが最優先課題であると強調。「2018年までにEU加盟を申請できるようにしたい」と抱負を語った。