2015/3/25

自動車

双竜自動車、ロシアへの輸出を停止

この記事の要約

韓国の双竜自動車が年初以来、最大の輸出先であるロシア向けの輸出を停止している。欧米の対ロ制裁や原油価格の下落を受けて現地通貨ルーブルの価値が低下し、自動車市場も冷え込んでいるためだ。ルーブル相場が安定するまで同国向けの輸 […]

韓国の双竜自動車が年初以来、最大の輸出先であるロシア向けの輸出を停止している。欧米の対ロ制裁や原油価格の下落を受けて現地通貨ルーブルの価値が低下し、自動車市場も冷え込んでいるためだ。ルーブル相場が安定するまで同国向けの輸出を見合わせるとともに、今後は西欧と中国市場への輸出を強化していく。ロイター通信が19日、広報担当者の話として伝えた。

双竜自動車は韓国4位の自動車メーカーで、2010年からインド自動車大手のマヒンドラ&マヒンドラの傘下にある。昨年のロシア向け輸出台数は前年比41%減の2万1,258台と大きく落ち込み、今年1-2月期の現地販売台数も前年同期比61%減の1,294台と低迷している。14年の営業損益は6,900万ドルの赤字となり、赤字幅は前年の800万ドルから大幅に拡大した。