2015/4/29

ハンガリー

ハンガリーのMOL、北海油田の探鉱・開発免権を取得

この記事の要約

ハンガリーのエネルギー最大手MOLは24日、北海で油田・ガス田の開発を手がける英イサカ・エナジーからノルウェー子会社イサカ・ペトロリューム・ノルゲ(IPN)を完全買収すると発表した。IPNがノルウェー大陸棚に持つ14鉱区 […]

ハンガリーのエネルギー最大手MOLは24日、北海で油田・ガス田の開発を手がける英イサカ・エナジーからノルウェー子会社イサカ・ペトロリューム・ノルゲ(IPN)を完全買収すると発表した。IPNがノルウェー大陸棚に持つ14鉱区の探鉱・開発権を今年1月1日にさかのぼって取得する。鉱区全体では6億石油換算バレルの生産が見込まれる。

買収額は6,000万ドル。試掘が成功した場合は3,000万ドルを上乗せする。買収手続きはノルウェー石油エネルギー省の承認を経て、今年7~9月期に完了する見通し。

MOLは東欧事業の不振を受けて北海資源の開発に積極的に乗り出しており、13年12月には独ヴィンタースハルのノルウェー子会社(ヴィンタースハル・ノルゲ)が保有する石油・ガス権益14件を買収。昨年6月にも英プレミア・オイルから探鉱・開発免許6件を取得した。