ドイツのアルミホイール製造大手ユニホイールズ(Uniwheels)は21日、ポーランド南東部のスタロバ・ボラに建設する第3工場が着工したと発表した。年産能力を約200万本増やし、900万本に引き上げる。9月完工の予定で、投資規模は約8,700万ユーロに上る。
良好な市場環境に加え、高級車向けを中心に受注拡大が続いていることを受けて追加投資に踏み切った。資金は今年5月のワルシャワ証取上場で調達した。
ユニホイールズはドイツ北西部のヴェアドールでも1工場を操業するが、生産能力は100万本に過ぎない。スタロバ・ボラでの雇用数は昨年末現在で1,800人強。新工場が稼働すれば250人以上増える見通しだ。(東欧経済ニュース4月22日号「独ユニホイールズ、ワルシャワ証取に上場」、3月4日号「独自動車ホイール大手、ポーランドの生産増強」を参照)