2015/8/19

ポーランド

ポーランドPKO銀、インターネットバンクの取得に意欲

この記事の要約

ポーランドの銀行最大手PKOバンクがノンバンクの取得に意欲を示している。消費者金融事業への参入が狙い。ネットバンキングに強く、手続きが容易なノンバンクを利用する消費者の増加を背景に、今後インターネットによる現金貸付が増加 […]

ポーランドの銀行最大手PKOバンクがノンバンクの取得に意欲を示している。消費者金融事業への参入が狙い。ネットバンキングに強く、手続きが容易なノンバンクを利用する消費者の増加を背景に、今後インターネットによる現金貸付が増加すると同行はみている模様だ。経済紙『プルス・ビジネス』が先ごろ、同行関係者の話として報じた。

PKO銀によるノンバンクの取得には、同国の金融市場を規制する金融監督委員会(KNF)の承認が必要だが、許可が下りない可能性もある。規制部門で事業を行う銀行による非規制部門への参入をKNFが好まないためだ。KNFは過去、同国の富豪レシェク・チャルネツキ氏のグループ会社によるノンバンク買収を許可しなかった経緯がある。

PKO銀はリテールバンキングを中心に事業を行う。同行の株式の約31%はポーランド政府が保有する。