2015/8/26

ロシア

米マクドナルド、シベリア事業で現地企業とフランチャイズ契約

この記事の要約

米マクドナルドは20日、シベリア地域の店舗網拡充に向けて、現地投資会社のインルスインベストメント(Inrusinvest)とフランチャイズ契約を結んだ。最大20店舗を設ける内容で、ロシアでの契約としては1990年の同国進 […]

米マクドナルドは20日、シベリア地域の店舗網拡充に向けて、現地投資会社のインルスインベストメント(Inrusinvest)とフランチャイズ契約を結んだ。最大20店舗を設ける内容で、ロシアでの契約としては1990年の同国進出以来で最大。取引金額は明らかでないが、インルスインベストメントは、プロジェクト総額を30億ルーブル(4,400万ドル)と発表している。

マクドナルドは20年以上にわたり、ロシア事業を直営店として展開してきた。2012年に外食産業大手のロスインター(Rosinter)に対し、鉄道駅および空港にフランチャイズ店を設ける権利を付与したが、これまで開店したのはサンクトペテルブルグ・プルコヴォ空港にある2店舗にとどまっている。

シベリア地域については13年初めにフランチャイズ提携先を探していることを発表。今回の契約で、インルスインベストメントにケメロヴォ州、ノボシビルスク州、トムスク州、アルタイ地方で最大20店舗を運営する権利を譲渡した。

マクドナルドのシベリア店舗はこれまで、ノボシビルスクで直営する6店舗だけだった。インルスインベストメントは9月にケメロヴォ州ノヴィクズネツクで第1号店をオープンするほか、ノボシビルスクの直営店も全て引き継ぐ予定だ。(1RUB=1.76JPY)

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