2015/8/26

ロシア

英RBS銀、ロシア事業を地元銀に売却か

この記事の要約

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が、ロシア事業を地元の非上場銀行に売却するもようだ。ブルームバーグが18日、消息筋の情報として伝えたもので、近く売却条件で合意するとみられる。RBSのロシア事業の […]

英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が、ロシア事業を地元の非上場銀行に売却するもようだ。ブルームバーグが18日、消息筋の情報として伝えたもので、近く売却条件で合意するとみられる。RBSのロシア事業の資産規模は6月末時点で16億ポンドに上る。

RBSは2008年に公的資金の注入で経営破たんを回避した後、経営再建に取り組んだ。だが、2014年決算も34億7,000万ポンドの赤字となり、投資銀行部門の国際事業の大幅縮小など新たな再建策を打ち出した。今回のロシア事業売却もこの戦略に沿ったもので、今後は英国と西欧の事業に注力する方針だ。

ロシアにおける投資事業の環境は、ウクライナ紛争介入に対する欧米からの経済制裁を背景に経済的にも政治的にも悪化しており、すでに米フランクリン・テンプルトン・インベストメンツ、仏BNPパリバなどが市場撤退を決めている。

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