2015/9/23

ポーランド

化学大手グルパ・アゾティ、ナイロン6工場に着工

この記事の要約

ポーランドの化学大手グルパ・アゾティ(Grupa Azoty)は21日、本社を置くタルヌフで、新工場の建設に着手した。総額70億ズロチ強を投じる成長戦略の一環で、ナイロン6(PA6)の生産能力を拡充し、需要拡大に対応する […]

ポーランドの化学大手グルパ・アゾティ(Grupa Azoty)は21日、本社を置くタルヌフで、新工場の建設に着手した。総額70億ズロチ強を投じる成長戦略の一環で、ナイロン6(PA6)の生産能力を拡充し、需要拡大に対応する。来年12月の稼働を目指す。

新工場への投資規模は3億2,000万ズロチ(7,600万ユーロ)で、完成後の年産能力は17万トンに拡大する。

アゾティはPA6のほか、ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、アセタール樹脂(POM)、ナイロン66(PA66)、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などを製造する。また、カプロラクタム、シクロヘキサノン、シクロヘキサノールなどの中間物も手掛けている。樹脂事業は肥料に次いで売上高が大きい重要事業だ。

アゾティは成長戦略として、2020年までに68プロジェクトを実施する方針だ。このうち、タルヌフ拠点への投資規模は10億ズロチを超える。(1PLN=32.25JPY)