スイスの複合企業エリコン・グループ傘下の表面処理事業会社エリコンバルザース(Oerlikon Balzers:リヒテンシュタイン)はこのほど、スロバキアのコスツェ近郊ヴェルカ・アイダに建設した自動車産業向け表面処理工場の開所式を行った。新工場はドイツなど欧州の自動車メーカーや部品メーカーにコーティングサービスを提供する欧州の中核拠点となる。
自動車部品は表面処理により、摩擦や摩耗を減らし、耐久性や性能を高めることができる。新工場は当初、従業員37人で事業を開始し、将来は100人に増員する計画。また、第2期工事も予定している。
ヴェルカ・アイダは高い技術を持つ職人が多いほか、交通アクセスも良く、教育環境も整備されていることが進出の決め手となった。