2015/10/28

ロシア

香港投資会社、露スマートフォンメーカーのヨタを買収

この記事の要約

香港の投資会社REXグローバルエンターテインメントは19日、ロシアのテルコネット・キャピタルから、スマートフォンメーカー、ヨタ・デバイシズ(Yota Devices)の株式64.9%を買収することで合意したと発表した。買 […]

香港の投資会社REXグローバルエンターテインメントは19日、ロシアのテルコネット・キャピタルから、スマートフォンメーカー、ヨタ・デバイシズ(Yota Devices)の株式64.9%を買収することで合意したと発表した。買収価格は1億米ドル。ヨタは今年5月、中国通信機メーカーのポテヴィオを通じて同国進出を果たしたが、REXの資本参加でさらなる事業拡大を目指す。

ヨタは2013年、ロシア初のスマートフォンメーカーとしてヨタフォン(YotaPhone)の発売を開始。液晶ディスプレーと電子ペーパーを表裏に搭載した2面スクリーンが特徴で、第2世代モデルは欧州、アジア、中東でも販売されている。マルティノフ社長が露メディアRBCに語ったところによると、REXグローバルは第3世代モデルの開発に5,000万米ドルを投資することも検討しているもようだ。

REXグローバルはまた、国営持ち株会社ロステック系列でヨタ・デバイシズの株式シェア25.1%を保有するヨタ・ホールディングおよび同10%を保有する資産管理会社のMTHと、それぞれ条件付きで保有株の一括買収・売却オプション契約も交わしている。