米自動車大手のフォードは2016年4月に、ポーランドのティヒ工場で生産しているAセグメントの小型車「Ka」の生産を打ち切る計画だ。同社がポーランド通信社(PAP)に明らかにした。
メディア報道によると、フォードはティヒ工場で2008年からKaを生産しているが、現行の2世代目モデルは販売が振るわず、昨年のティヒ工場での生産は4万8,000台にとどまっていた。
同工場では、フィアット「パンダ」とランチア「イプシロン」も生産しており、Kaの生産終了後も人員削減は実施しない方針を示しているという。
市場調査会社HISによると、Kaの生産終了後、ティヒ工場の生産規模は年26万台にとどまる見通し。ただ、2018/19年には次世代「パンダ」の生産が始まり、2019年の生産規模は約45万台に拡大すると予想している。