チェコ統計局が15日発表した1月の鉱工業生産高は前年同月比で1.0%増加し、上げ幅は前月の0.7%から拡大した。同業生産高のプラスは14カ月連続。稼働日調整ベースでは3.5%の増加で、前月比(稼働日、季節調整済み)でも3.7%増加した。新規受注高の上昇率は2.4%となり、12月の3.0%から縮小した。
業種別にみると、主要産業の自動車が2.0%増となったほかは、ゴム・プラスチック製品と金属加工品がどちらも0.4%増など小幅な伸びにとどまった。縮小幅が大きかったのは、ベースメタル(0.3%減)、化学・化学製品(0.4%減)だった。コンピューター・電子・光学機器、機械・設備、その他の輸送機械は横ばいだった。
1月の税込み平均賃金は名目ベースで前年同月比1.8%増の2万7,649コルナ(約1,020ユーロ)だった。(1CZK=4.65JPY)