スウェーデンのダイカスト鋳造品メーカー、チェコの生産能力増強

スウェーデンのダイカスト部品メーカー、リュングヘール(Ljunghall)がチェコ工場の生産能力を大幅に増強する。中部のチャースラフにある工場に天然ガスを利用した大型溶鉱炉を設置し、現在の日産96トンを150トンまで引き上げる。また、生産施設と倉庫も拡張し、床面積を約3,000平方メートル増床する予定。中東欧ウェブ紙『nov-ost.net』が先ごろ報じた。

拡張を通じ、同工場の2基の高炉では各種合金を複数の製法で柔軟に生産することが可能になる。新施設の1時間当たりの処理能力は3,000キロ。

リュングヘールは2014年に伊同業のグヌッチ・カルロに買収された。アルミ‐シリコン系合金を主に生産し、スウェーデンとチェコの他中国にも工場を持つ。従業員数は760人。

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