矢崎総業が来春、ワイヤーハーネス生産をチェコのプルゼニ工場からセルビアのシャバツ工場に移す。チェコ子会社の広報担当者の話として、地元CTK通信が2日伝えた。開発、物流、エンジニアリングなどの機能は残す。減員規模は今年末までに発表する。
シャバツ工場は今年7月に量産体制に入った。独ダイムラーのトラック向けにワイヤーハーネスを生産している。
同工場を操業する矢崎セルビアは、矢崎ワイヤリング・テクノロジー(ドイツ)の100%子会社。欧州市場へ製品を出荷し、年間1億2,000万ユーロの売上を計画する。
矢崎総業は南東欧でセルビアのほか、ブルガリア、ルーマニア、スロベニア、クロアチアにも拠点を持つ。