ベラルーシ家電メーカーのアトラント(Atlant)が独企業と共同で、ポータブルのソーラー発電冷蔵庫を開発している。現地通信社ベルタが10月30日に報じた。
ベラルーシのシードルスキ産業副大臣は「ポータブルのソーラー発電冷蔵庫は停電時や、インフラが未発達で電気が使えない場合の必需品だ。太陽光エネルギーを利用して一晩充電すれば、庫内を冷蔵できるようになる。既に試作品は完成した」と述べた。同副大臣によると、10月27日にルクセンブルクで開催されたベラルーシ・欧州投資フォーラムで今回の共同事業の詳細が議論されたという。
同副大臣は続けて「ベラルーシ製品はアフリカで需要があり、現地の状況に合うように製造されている。輸出を拡大する上で最も複雑なのは資金調達だが、各種の輸出資金や国際資金を活用し、同地でベラルーシ製品を拡販する最適の方法を考案中だ」と述べた。