日立製作所、ロシア鉄道車両最大手と合弁

日立製作所は22日、ロシア最大の鉄道車両メーカーであるトランスマシュ・ホールディング(TMH)と、鉄道車両用電気品を製造する合弁会社を設立することで合意した。ロシアおよび独立国家共同体(CIS)における鉄道システム事業拡大を狙う。

合弁会社の名称は「TMHトラクションシステムズ」。モスクワ州ムィティシ市を本拠とし、来月設立する予定だ。資本金は3億7,500万ルーブル(約6億6,000万円)で、出資比率はトランスマシュが51%、日立製作所が49%となる。

日立はトランスマシュ傘下の地下鉄車両メーカー、メトロワゴンマシュを通じ、ロシアやハンガリー、ブルガリアに鉄道車両電気品を納めてきた。今回、合弁会社という形で提携を深め、ロシア・CIS諸国で高効率・高品質の鉄道システムソリューションを提供する態勢を強化する。(1RUB=1.79JPY)

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