セルビアのゾラナ・ミハイロビッチ社会基盤相は6日、ベオグラードとハンガリーの首都ブダペストを結ぶ鉄道幹線の改修・近代化工事で、中国国営の中国鉄路国際(CRI)並びに中国交通建設集団(CCCC)と契約を結んだ。発注額は9億4,300万ユーロ。セルビア領内を走る188キロメートルのうち、すでに着工している40キロメートルを除く108.1キロメートルの区間が対象となる。2019年の着工を予定する。
同幹線はバルカン半島を南北に縦断する汎欧州輸送回廊10号線を構成する。CRIとCCCCは昨年11月、ベオグラードと北部のスタラ・パゾヴァを結ぶ区間で工事を開始した。以前の報道によると、同計画に対しては中国輸出入銀行とロシア系金融機関が合わせて3億7,000万ユーロを融資する。
今回の契約は中東欧16カ国と中国が開催した協力会合「16プラス1」の枠組みで調印された。