仏コンクリート資材大手、エストニア同業買収

フランスのコンクリート資材メーカー、コンソリスは先ごろ、エストニアの同業TMBグループの買収で合意したことを明らかにした。TMBのルッツ最高経営責任者(CEO)によると、コンソリスは同社を大きく改編せず、製造部門では現行の体制を維持する。取引額は非公表。エストニア、ラトビア、フィンランド及びスウェーデンの競争当局の承認を経て、来年初頭の取引完了を見込む。

コンソリスの昨年の売上の50%はスカンジナビア諸国が占めており、TMBの買収により北欧・バルト地域における事業をさらに強化する。同社のヤツィミルスキCEOは、「TMBの買収は主要な欧州市場でのプレゼンスをさらに強化するという我々の方針を示すものだ」と述べた。

TMBグループは前身のタルトゥ・マヤ・ベトーントーテ社が1961年に設立された。昨年の売上高は1億2,000万ユーロ、純利益は1,450万ユーロで、従業員数は500人。同社は2年前にフィンランドのコンクリート製品メーカー、ベトニメスタリト(Betonimestarit)を買収している。

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