仏自動車部品メーカーのトレブは19日、スロベニアの首都リュブリャナの近郊ビチにある工場の拡張を完了し、新施設の開所式を行った。新たにジャガー・ランドローバー(JRL)の電気自動車「ジャガーIペース」用の断熱・遮音材を製造し、加マグナに供給する。
拡張事業の投資額は700万ユーロ。ビチ工場の従業員は65人増の140人に拡大した。生産は高度に自動化されており、稼働ロボット数は1台増えて14台となる。
ビチ工場は内装・カーペット部品をルノー、メルセデス、フィアットなどに供給している。主要顧客はルノー現地子会社のレヴォズだ。現在、高級車への部品供給拡大に務めている。JRL向けには昨年から「ジャガーEペース」の部品も手掛けている。