独化学大手BASFはこのほど、ウクライナ北部のオブーヒウに新工場を設置し、コンクリート用添加剤を生産する計画を明らかにした。投資額は200万ユーロ。生産能力は年間1万トンで、来年の3月か4月に開設する予定だ。BASFが同国に工場を設けるのはこれが初めて。
BASFは工場設置を機に、添加剤を輸入から現地生産に切り替える。添加剤は零下での建設作業を可能にするもので、現産化すれば価格が半分に下がり、売れ行きが急激に伸びると見込む。現在1%未満のシェアを最初の1年で10%まで引き上げる目標だ。(1EUR=132.24JPY)