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東欧経済ニュース

アルメニア議会選、改革派が圧勝

アルメニアで9日、議会選挙(定数132)が前倒しで実施され、パシニャン暫定首相(43)が率いる政党連合「マイ・ステップ」が70.43%を獲得して圧勝した。今春の反政府デモを率いたパシニャン氏への圧倒的な支持が明確になり、改革前進への地盤が整った。経済的・軍事的に強く依存するロシアとの関係を良好に保ちながら、いかに改革を実施していくか、その手腕が試される。

パシニャン氏は今春、サルキシャン共和党政権(当時)の長期化に対する抗議行動(ビロード革命)を主導して内閣を辞職に追い込んだ。5月に首相に選出され、汚職対策強化と景気高揚を約束した。失業率18%、平均月収300ユーロ弱のアルメニアで同氏にかかる期待は大きい。

一方、外交面では現実路線を明確にしている。首相就任以前から欧州連合(EU)との関係強化を急ぐような発言はなく、ロシア批判ととられるような行動を慎んできた。ロシア政府がアルメニアの政変を黙認した理由はここにあるようだ。

アルメニアは、敵対するトルコ、アゼルバイジャンとの国境をロシア軍の助力で守っている現実がある。エネルギー需要もロシアに100%依存する。改革の成功にロシアの中立的な姿勢が必要なゆえんだ。

今回の選挙では、マイ・ステップを除くと富豪ザルキャン氏の「繁栄するアルメニア(Prosperous Armenia)」が8.27%、中道右派の「輝くアルメニア(Bright Armenia)」が6.37%を得票して議席獲得に成功した。改選前に過半数議席を握っていた共和党は5%未満にとどまり、議会入りを逃した。

投票率は48%と低かったが、選挙人名簿が更新されておらず、国外在住者を含んでいることに理由があるとみられている。

アルメニアではパシニャン氏の首相選出後も、2017年春に選ばれた議会が存続した。政権運営の障害を除外するため、パシニャン氏は前倒し選挙を狙って10月に辞職した。

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