ブルガリアの首都ソフィアが市内交通の刷新と排出削減のため、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とするバスの導入を進めている。ヴァンダコヴァ市長によると、昨年22台を導入済みで、このほど新たに30台を追加した。年内にさらに82台を投入する計画だ。
低床タイプのCNGバスは独商用車大手MAN製で、最新の欧州排ガス規制「ユーロ6」に対応している。今回納品された車両はソフィア空港と市内中心部を結ぶ路線「84」と、西端地区のザパデン・パークと市内中心部を結ぶ路線「72」に投入される。
ソフィア市は昨年、市内交通インフラ刷新・改善策の一環で、CNGバス約140台の導入を決めた。このほか今年、路面電車で13車両を新導入する。2016年に着工した市内3本目となる地下鉄路線は、市内を経由しソフィア空港と南西地区を結ぶもので、年内に一部区間が運行を開始する見通しだ。