チェコ統計局(CSU)が6日発表した6月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で3.8%減少し、2016年7月(12.9%減)以来の下げ幅を記録した。減少は5カ月ぶり。主要産業の自動車などが大幅な減少に転じたことが響いた。新規受注高は9.9%減だった。
「自動車」の生産高は前年同月比3.9%減となり、同6.9%増となった前月から大幅に悪化。「金属加工品」(5.9%減)と「電気・ガス・スチーム・空調」(6.5%減)も増加から減少へと転じた。
「ゴム・プラスチック製品」は5.7%、「コンピューター・電子・光学機器」は7.1%、「基礎医薬品・医薬品製剤」は8.6%増加した。
6月の税込平均賃金は前年同月比で6.6%上昇した。