ロシアとアルゼンチンが漁業分野で協力推進、カニの廃棄物利用など

ロシアのシェスタコフ農業副大臣は3日、アルゼンチン政府との間で漁業分野での協力を進めることで合意したと発表した。ロシアがカニの漁獲可能量の推計手法を提供するほか、カニの廃棄物の利用法や南極地域のオキアミの利用などに関する協力が検討されている。

シェスタコフ副大臣はまた、ロシア企業はアルゼンチン国内でのホタテ貝やカキなどの養殖に関心を持っていると述べた。同副大臣によるとアルゼンチンにおける養殖の漁獲高は4,000トンに過ぎない。

ロシア漁業・海洋研究所のコロンチン所長は、アルゼンチン側から水産資源の管理に関する提案を受けたと述べた。ロシア側の提案にはアルゼンチンのカニの廃棄物を利用したキチンとチトサンの生産に関する技術協力などが含まれる。

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