欧州航空機大手のエアバスは先ごろ、ロシアの国営航空会社アエロフロートに対し長距離旅客機「A350-900」を納入したと発表した。同機は座席数316で、アエロフロートはモスクワ発着の長距離国際線で利用する予定。同社は2007年に同旅客機22機を発注しており、うち11機が今年中に引き渡される。
アエロフロートの現在の保有機材は、エアバス「A320」(76機)、「A321」(33機)、「A330」(20機)、ボーイング「737」(43機)、「777」(19機)のほか、国産のスホイスーパージェット(SSJ)(54機)となっている。
アエロフロートの昨年の利用客数は3,722万人で前年から4.1%増加した。有効旅客キロ数は3.8%増の1,016億キロメートル、利用率は1.3ポイント減の79.2%だった。