トルコの国産EV、日本でも意匠登録

トルコの自動車会社など5社が設立したトルコ自動車合弁会社(TOGG)は18日、同国初の電動(EV)国民車を日本の特許庁で意匠登録したことを明らかにした。登録されたのは同社のスポーツ多目的車(SUV)とセダンのタイプ。すでにEUと中国でも登録されている。

TOGGは昨年12月に国民車のプロトタイプを披露していた。今年4月にEUの知的財産庁(EUIPO)で意匠登録が行われ、6月には中国でも登録された。米国、インド、韓国では現在審査中で、年内に登録される見通しだ。

同社は今年7月にトルコ北西部のブルサで国民車の工場を着工した。プロジェクト全体の投資額は220億リラ(約25億3,600万ユーロ)に上る。2022年10-12月期に量産開始予定で、当初の生産能力は17万5,000台となる見通し。

TOGGは財閥系複合企業であるアナドル、キョク、ゾルルの各グループと、トルコ・カタール系のバス・商用車大手BMC、移動通信最大手トゥルクセルの5社にトルコ商工会議所連合会(TOBB)が参加し、2018年に設立された。(1TRY=14.46JPY)

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