独GEA、ポンプ生産をポーランドに移管

食品や化学産業向けの機械・設備を製造する独GEA(デュッセルドルフ)は19日、ポンプの生産拠点である独ボーデンハイム工場を2024年末までに閉鎖すると発表した。生産ネットワークの最適化に向けた取り組みの一環で、同工場の生産事業をポーランド北西部のコシャリンへと移管する。

同社は生産の国際化と拠点集約方針を打ち出している。これにより規模の効果やコスト削減を図るとともに、顧客ニーズにきめ細かく対応できる体制を構築する考えだ。

コシャリン工場には22年から24年にかけてドイツからのべ15万時間の労働を移管し、独国内の従業員を約160人削減する計画。ボーデンハイム工場では90人が対象となる。

コシャリン工場についてはポンプなどの中核工場とする意向で、同社は3,000万ユーロを投じて拡張工事を行う。

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