ポーランド中央統計局が18日発表した8月の鉱工業生産指数は前年同月比で1.5%上昇し、上げ幅は前月の1.1%を0.4ポイント上回った。同指数の上昇は3カ月連続。鉱工業全34業種のうち21業種でプラスとなっており、コロナ危機後の経済回復が進んでいることがうかがえる。
主要産業の「自動車・トレーラー」で上げ幅が前月の0.6%から4.4%へ拡大。「コンピューター・電子・光学機器」(4.8ポイント増の20.1%)と「電気設備」(3.2ポイント増の10.3%)も大きく伸びて、全体を強く押し上げた。「木材・コルク・わら・籐製品」(13.6%増)、「家具」(8.5%増)、「ゴム・プラスチック製品」(4.7%増)も好調だった。
「石炭・褐炭」は20.4%減、「機械・設備」は16.2%減と大幅に後退。「ベースメタル」(8.9%減)、「コークス・石油精製品」(7.1%減)も振るわなかった。
財別では耐久消費財が12.7%、非耐久消費財が0.9%、中間財が2.2%増加。エネルギー製品は5.7%、資本財は1.6%減少した。