中欧初の水素ステーション、来年にチェコで設置

高圧技術大手の米ハスケルとチェコのガス燃料販売業ボネットは8日、チェコ石油化学大手ユニペトロルが進める水素ステーション設置プロジェクトで、ハスケル製の「ジェノ(Geno)」ステーションを採用すると発表した。来年の夏からプラハ、ブルノ、リトヴィーノフの既存給油所に1基ずつ併設する。中欧で水素ステーションが設置されるのは初めて。

ユニペトロルは製油の過程で生じる水素を販売する。また、太陽光エネルギーを用いた水の電気分解など、二酸化炭素(CO2)を出さない製造法も模索している。

ボネットはガススタンドの中欧最大手を自認する。本国チェコのほか、ポーランドとスロバキアに進出済みだ。チェコとポーランドに総額7億5,000万コルナ(約2,850万ユーロ)の投資を計画している。

ハスケルは1952年の創業。高圧液体ポンプ、ガスブースター、空圧アンプリファイアーおよび高圧システム、アクセサリーなどを扱う。昨年、米インガソ-ル・ランド(旧ガードナー・デンバー)の傘下に入った。(1CZK=4.79JPY)

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