トルコ統計局(TUIK)が12日発表した1月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で11.4%増加し、上げ幅は前月の9.2%から2.2ポイント増加した。これは2018年1月(11.7%)以来の高い水準。同業生産高のプラスは8カ月連続で、新型コロナ危機からの回復が続いている。
上げ幅を業種別にみると、製造は前月(9.5%)から2.6ポイント増の12.1%へと拡大した。鉱山・採石は同9.4ポイント増の15.4%に拡大。電力・ガス・スチーム・空調は前月の4.9%増から0.1%の減少に転じた。 財別でみると、耐久消費財の増加幅が最も大きく20.5%に達した。これに中間財(16.9%増)、資本財(11.1%増)、非耐久消費財(6.3%増)と続いた。エネルギーは0.3%減少した。