2021/4/28

テクノロジー

スロベニアでスパコン稼働、欧州HPCネットワークを構成

この記事の要約

スロベニア北東部のマリボルで20日、スーパーコンピューター「ヴェガ(Vega)」が正式に稼働した。欧州連合(EU)の「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」に基づき設置が予定される8基のうちで、 […]

スロベニア北東部のマリボルで20日、スーパーコンピューター「ヴェガ(Vega)」が正式に稼働した。欧州連合(EU)の「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」に基づき設置が予定される8基のうちで、最初のスタートとなった。設置費用1,720万ユーロは、EUが65.8%、マリボル情報科学研究所(IZUM)が34.2%負担した。

稼働したスパコンは仏ITコンサルティング大手アトスの「ブルセクアナ(BullSequana) XH2000」。計算能力は6.9ペタフロップスを上回る(1ペタフロップスは毎秒1,000兆回の演算)。科学、公的セクター向けのほか、機械学習、人工知能(AI)、高性能データ分析など産業向け応用研究の基盤として機能し、スロベニアや欧州の科学者が大規模な国際研究提携に参加・活躍する土台になると期待される。

EuroHPCのスパコンはマリボルのほか、ブルガリア、チェコ、イタリア、ルクセンブルグ、ポルトガル、フィンランドに設置される。欧州委員会は昨年9月、既存のプロジェクトを継続・強化する形で、量子コンピュータを含む新しい高性能コンピュータの研究開発・インフラ整備に80億ユーロを追加投資することを提案していた。