中国の太陽電池大手セラフィムがポーランド進出、中欧事業を強化

中国の太陽電池モジュール大手、セラフィムソーラー(Selaphim Solar)がこのほど、ポーランドのメンロー・エレクトリック(Menlo Electric)と販売店契約を交わした。太陽光発電市場が急成長するポーランドで地元販売業者と共同で事業を展開し、国内および中欧市場でのシェア拡大を狙う。今年は100メガワット超を供給する計画で、6月から出荷する。

セラフィムソーラーは中欧市場に、住宅屋根設置向けのモノフェイシャルモジュール「S3」(出力370ワットピーク)、「S4」(440ワットピーク)など主に最新製品を投入する。メンローには製品の施工サービスや技術およびマーケティングサービスも委託する。

メンローは再生可能エネルギー分野の有力メーカーの製品とサービスを中東欧市場の施工業者や販売業者に提供している。通常、グダンスク港を使って出荷するため、オランダのロッテルダム港など他の欧州の主要港より中東欧市場に近いという物流上の利点から、競争力のある価格を提供できるという。

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