リトアニアのユニコーン企業ビンテッド、2.5億ユーロ調達に成功

古着売買のオンラインプラットフォームを手掛けるリトアニアのビンテッド(Vinted)はこのほど、シリーズFの資金調達ラウンドで2億5,000万ユーロの調達に成功した。獲得した資金でプロダクトチェーン全体を見直し欧州内外の新市場を開拓する予定だ。評価額は35億ユーロに上った。

今回のラウンドの幹事社EQTグロウスによると、資金調達には既存投資家のアクセルをはじめ、ブルダ・プリンシパルインベストメント、ライトスピード・ベンチャーパートナーズ、スプリンツキャピタルが含まれる。今後、ビンテッドは経営陣にEQTグロウスの幹部を受け入れる。

2008年に設立されたビンテッドは19年11月に1億2,800万ユーロの資金調達に成功し、リトアニア初のユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場企業)となった。昨年にはオランダ同業ユナイテッド・ワードローブを買収し、ドイツ市場で傘下の「クライダークライゼル」ブランドをビンテッドブランドに統合している。

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