VWとステランティスがスロバキアで生産調整、半導体部品の供給不足で

●生産調整は両社とも21~22日の二日間

●VWはSUVモデルを生産停止、Aセグメントのモデルは継続

世界的な半導体部品の供給不足がスロバキアに拠点を置く自動車メーカーへの影響を長引かせている。独フォルクスワーゲン(VW)が21~22日の2日、ブラチスラバ工場におけるSUVモデル生産を再停止したほか、欧州大手ステランティスも同日程で西部のトルナヴァ工場で生産調整を行った。

VWは前回、4月29日から5月13日まで同工場のSUV生産を停止した。16日付の現地英字紙スペクテーターによると、同社は半導体不足の影響を最小限にとどめるべく努力しているが、今後数カ月は難しい状況が続くとみられる。VWスロバキアの広報は、今年下期には状況が改善するとの見通しを示した。

ブラチスラバ工場はVW、アウディ、セアト、シュコダ、ポルシェの5ブランドを手がけている。今回の再停止期間中もAセグメントに分類されるシティカーの生産は継続した。

一方、ステランティスは3月半ばと5月下旬にも生産調整を行っている。

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