「パンデマックス」デザインに注目、将来のオフロード車のカタチを示唆

●上部構造物が低く、線と図形を組み合わせた近未来的な意匠

●テスラやリビアンのモデルにも引けを取らない斬新さ

電動化で様変わりが予想されるオフロード車で、チェコのデジタル・アーティストであるラデク・シュテパーン氏のコンセプトカー「パンデマックス」(Pandemax)が話題を呼んでいる。米テスラの「サイバートラック」やリビアンの「R1T」に引けを取らない斬新さだが、技術の進歩と消費者の好みの変化を踏まえると、将来のオフロード車の姿形を示唆するものとなるかもしれない。

「パンデマックス」はこざっぱりした外観で、ボディには運転室に入れるようなドアが見当たらない。フロントガラスを含む上部と座席のある下部が動物の口のようにカパッと開いて、乗り込める仕組みだ。シートに座ってボタンを押せば自動で閉まる。ジェットコースターに乗るよう、といえばわかりやすいかもしれない。

横のパネルは物入れとして使える。オフロードに繰り出すのであれば、テントや工具など必要なものを入れておける。

運転室と荷台が融合しているのは「サイバートラック」と少し似ている。ただ、荷台カバーのように見えるパネルが地面と平行なのが違うところだ。

パネルが図形同士をつなぎ合わせたようなデザインとなっているのは、「R1T」や他のピックアップに似ている。ホイールウェルはサイバートラックとR1Tの合いの子、といったところだ。

電動車だから可能なデザインとしては車台がみえないことが指摘できる。車輪にモーターを付けることで最低地上高が今よりもずっと高くなり、より険しい地形でも操縦しやすくなる。

パンデマックス紹介サイト

https://radekstepan.net/work/pandemax-concept

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