デンマークのポンプ大手グルンドフォス、セルビア工場を拡張

●2,000万ユーロを投じ、施設面積を4万6,000平方メートルに増床

●工場では19年に排水再利用のための水処理プラントを設置

デンマークのポンプ大手グルンドフォスはこのほど、セルビア北部のインジヤ工場の拡張工事に着手した。投資額は2,000万ユーロ。施設面積は2万平方メートル増の4万6,000平方メートルに拡大し、同社の生産拠点として3番目の規模となる。現地通信社タンジュクが8日、インジヤ市長の談話として報じた。

グルンドフォスは2011年にノヴァ・パゾヴァの賃貸生産施設で循環ポンプの生産を開始した後、近隣のインジヤに5,000万ユーロを投じて自社工場を建設した。同工場では13年から循環ポンプのほか排水用揚水ステーションを製造している。今回の工場拡張により、従業員数は現在の900人から1,000人に増える計画だ。

インジヤ工場では2019年に排水再利用のための水処理プラントを設置した。グルンドフォスは20年までに全生産拠点の水消費量を半減させるという目標を掲げており、その一措置として導入された。

上部へスクロール