ポーランドのバス製造大手ソラリス、タリン市からCNGバス100台を受注

●受注額2,700万ユーロで、来年中に納入を完了

●「ウルビーノ12」を75台、「ウルビーノ18」を25台供給

ポーランドのバス製造大手ソラリス(西CAFグループ)は19日、エストニアのタリン市交通公社(Aktsiaselts Tallinna Linnatransport:TLT)からバス100台を2,700万ユーロ弱で受注したと発表した。環境負荷が比較的小さい圧縮天然ガス(CNG)車で、来年中に納入を完了する。

受注したのは車長12メートルの「ウルビーノ12」が75台、同18メートルの「ウルビーノ18」が25台だ。契約には「12」を20台、「18」を30台、それぞれ追加できるオプションが付いている。ソラリスはすでに2019~20年にTLTへCNGバス200台を納入した実績がある。

TLTのデニス・ボロディッチ(Borodits)最高経営責任者(CEO)は今回の契約について、「天然ガス燃料車を350台導入する目標の達成に向けたもの」と位置づけた。また、「(オプション発注の50台を含めた)導入が終われば、運営するバスの平均車齢は5年に低下し、二酸化炭素(CO2)の排出量は年間2万5,000トン縮小する」とし、環境負荷も小さくなることを強調した。

タリンに納入される「12」と「18」のエンジン出力は共に235キロワット(kW)で、寒冷地向けの冷間始動(コールドスタート)機能を搭載する。燃料タンクの容量は「12」が1,575リットル、「18」が1,875リットルだ。

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