シュコダ自、乗用車への通販商品配達サービスを計画

●非接触の受け渡しや、留守宅への配達などの問題解消を狙う

●2019年以降製造のリモートアクセス機能搭載モデルで利用可能

独フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は8月26日、オンラインで注文した商品を発注者の乗用車に配達する「カー・アクセス」サービスの開始を計画していることを明らかにした。個人的な受け渡しが無く非接触を保てるほか、留守宅への配達などの問題解消を狙う。年末までプラハ市内で試験運用を行った上で本格運用する。国内の他の都市や国外での実施も検討している。

宅配業者はスマートフォン上の「カー・アクセス」アプリで、配達先(車両の所在地とナンバー)を確認し、トランクルームを開錠して納品する。サービス利用者は受け取り用車両のリモート施錠・解除機能をオンにしておき、配達業者に車両へのアクセス許可を与える必要がある。

新サービスは2019年以降製造のリモートアクセスパッケージを搭載したモデルで利用できる。オンラインサポートサービス「シュコダ・コネクト」に登録している顧客が対象となる。将来的に電動SUV「エンヤク iV」、「カミック」、「スカラ」もサービス対象車に加える。

現在、地元電子商取引(EC)大手Alza.cz、物流サービスのザシルコヴナ(Zasilkovna)、物流スタートアップのドゥードゥー(DoDo)とサービス提携している。今後、提携先を拡大していく意向だ。

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